総裁選で選ばれた新総理が直面するのは、衆参両院で過半数を取れていない「少数与党」の厳しい現実。
これまでのような「与党だけで何でも決められる」時代は終わったんです。
野党の協力なしでは予算も法律も通らない…そんな状況で、どうやって国を動かすのか、気になりません?


少数与党ってどんな状態?
簡単に言うと、自民・公明の与党議席が衆院で過半数に届かない(現在232議席、過半数は233)。
参院も同じく少数。予算案を通すには、国民民主や維新などの野党の賛成が必要になるんです。
去年の補正予算でさえ、野党に譲歩して修正を余儀なくされたように。
これが意味するのは、政権運営の「不安定さ」。
野党が「協力しないよ」と言えば、予算が通らず内閣総辞職の危機さえあり得る。
石破政権が辞任したのも、こうした連敗の積み重ねが背景にあるんですよね。
新総理の前に立ちはだかる3つの壁
野党との連携
予算や法案ごとに野党の支持を取り付ける「閣外協力」が鍵。
でも、野党は選挙を意識して「与党に協力したくない」姿勢を取るかも。
連立拡大を狙うなら、政策譲歩が必要。
経済政策の停滞
物価高対策で消費減税を求める声があるけど、少数与党では野党の同意なしに進められない。
財政拡張はしやすくなるけど、消費税減税は自民の慎重姿勢が変わらない可能性大。
政権交代のリスク
2025年の参院選でさらに議席を失えば、衆参両院で少数に。
野党が結束すれば政権交代も現実味を帯びる。
なおじの本音:これで本当に国は動くの?
正直、少数与党は「野党の顔色をうかがう政治」になりがちで、国民の声が置き去りになるんじゃないかと心配。
たとえば高市さんみたいな改革派が総理になっても、野党の壁に阻まれて政策が進まないなんてことになったら、残念すぎる。
もっと与野党が協力できる仕組みが必要だと思うけど、あなたはどう?
結局、新総理の「調整力」が試される時代なんだな。
さて、新総理はこの「調整力」「突破力」をもった人物でしょうか。
総裁選の結果、どんな政権が生まれるか、注目していきましょう。


