こんにちは、なおじです。
「安倍晋三と高市早苗は、本当に”師弟”なのか――。」
安倍晋三元総理も高市早苗総理も、ただの”路線”や”派閥”ではくくれません。
誰より日本を想い、時代の節目ごとに本気の覚悟を見せてきた、骨太の政治家です。
「なぜこの二人のかかわりが、いま日本の希望なのか?」
その答えを探す手がかりは、表舞台のニュースだけじゃ足りません
総理就任の祝辞で語られた「国民の命と財産、領土、領海、領空、国家の主権と名誉を守り抜く」――
保守の覚悟が言葉から滲み出す場面、信頼の重さを感じさせる瞬間が随所にあります。
ここではなおじ流に、歴史や巷の声、現場で感じた疑問を織り交ぜながら、安倍晋三と高市早苗の”日本への情熱”をたっぷり掘り下げていきます。
ただの解説に留まらず、リスペクトを込めて遠慮なく語ります。

安倍晋三と高市早苗、同期からの深い絆
1993年、二人は同じ衆議院選挙で初当選を果たしました。
無所属で立候補した高市早苗と、自民党から出馬した安倍晋三。
政党も選挙区も違いましたが、国会議員としての第一歩は同じタイミングだったんですね。
その後、高市さんは自由党や新進党を経て、1996年に自民党へ入党。
清和政策研究会(後の安倍派)に所属し、安倍さんとの距離がぐっと縮まります。
「同期」という絆は、政界では特別なもの。
同じ時代の空気を吸い、同じ苦労を共有した仲間だからこそ、信頼関係も深まるんです。
師弟としての関係性と政策継承
安倍元総理は生前、高市早苗さんを「真面目で勉強熱心、胆力もある」と高く評価していました。
2006年の第一次安倍内閣で内閣府特命担当大臣として初入閣。
2012年には女性初の自民党政調会長に抜擢され、2014年には総務大臣に就任しています。
高市さん自身も「アベノミクスを安倍さんと一緒に作り上げた自負がある」と公言。
経済政策だけでなく、安全保障や憲法改正への姿勢も、安倍路線をしっかりと引き継いでいるんですね。
2021年の自民党総裁選では、安倍元総理の全面支援を受けて出馬。
結果的には岸田文雄さんが勝利しましたが、保守層からの支持は圧倒的でした。
そして2025年10月、高市さんは日本初の女性総理大臣に就任。
「安倍さんの思いを受け継ぐ」という決意が、いまの政治の原動力になっています。
安倍路線の継承とは何か
では「安倍路線」とは具体的に何を指すのでしょうか?
経済政策:時代に合わせた「アベノミクス」の進化
安倍政権時代、日本はデフレ(物価安)からの脱却が最大の課題でした。
大胆な金融緩和、機動的な財政出動、民間投資を喚起する成長戦略。
この「三本の矢」で、長年のデフレ経済に風穴を開けたのがアベノミクスです。
しかし2025年、経済環境はまったく変わりました。
物価高騰、実質賃金の低下、エネルギーコスト上昇――。
今の日本が直面しているのは、インフレ(物価高)抑制と国民生活の防衛です。
高市総理が所信表明演説で掲げたのは「戦略的な財政出動を通じて所得を増やし、消費を喚起し、税収を増やす」という方針。
成長から税収増へのサイクル重視という基本思想は安倍路線を引き継ぎつつ、物価高対策や賃上げ支援など、時代に即した政策へと進化させています。
単なる「継承」ではなく、経済環境の変化を見据えた「アップデート版アベノミクス」。
それが高市政権の経済政策なんですね。
安全保障:なぜ今、防衛費を増やすのか
「GDP比2%水準の防衛費を早期に達成する」
「防衛力を抜本的に強化する」
高市総理のこうした発言を聞いて、こう思った方も多いはずです。
「防衛費を増やしたら、増税や社会保障削減につながるんじゃないの?」
なおじも教員時代、生徒たちから同じ質問をよく受けました。
まず大前提として、防衛費2%という数字は国際標準なんです。
NATO(北大西洋条約機構)加盟国は、GDP比2%以上の防衛費を目標としています。
ドイツ、イギリス、フランスなど主要国はすでに達成済み。
日本はこれまで1%程度で推移してきましたが、周辺国の軍事力増強や台湾情勢の緊迫化を受け、「普通の国」として最低限の防衛力を持つ必要が出てきたんですね。
「台湾有事は日本の有事」という高市総理の発言も、決して好戦的な意味ではないのです。
台湾と日本は地理的に非常に近く、もし台湾周辺で軍事衝突が起きれば、日本のシーレーン(海上交通路)やエネルギー供給にも直接影響が出ます。
もちろん、防衛費を増やすには財源が必要。
高市総理は「成長と税収増のサイクルを回す」ことで、増税に頼らない財源確保を目指しているんです。
安倍元総理が目指した「普通の国」とは、攻撃的な軍事国家ではなく、自分の国は自分で守れる「自立した民主国家」のこと。
高市総理もその思想を引き継ぎ、国民の命と財産を守る覚悟を示しているんです。
保守思想と靖国参拝
高市さんは毎年終戦記念日に靖国神社へ参拝。
過去の歴史認識や保守思想においても、安倍元総理と同じ立場をとっています。
この点について語ると、長くなるので別ブログで語ります。
