こんにちは、なおじです。
トケマッチ元代表・福原敬済容疑者が、2025年12月26日に成田空港で逮捕されました。
高級腕時計のシェアリングサービスを装い、1500万円相当の時計を詐取した疑いです。
会社解散直後にドバイへ逃亡、約2年間の潜伏を経ての逮捕劇は、日本の制度的課題を浮き彫りにしました。
したがって、今日は元社会科教師として35年間、消費者教育と社会の仕組みを教えてきた視点から、この事件の全容と教訓を整理します。

この記事でわかること
- トケマッチ事件の全容と福原敬済容疑者逮捕までの詳細な経緯
- 犯罪容疑者が国外逃亡できた日本のパスポート制度の問題点
- 詐欺被害者が利用できる救済制度と返金の現実的な可能性
- 高利回り投資詐欺を見抜くための具体的なチェックポイント
- 消費者トラブルに遭った際の適切な相談先と対処方法
👉関連記事:宮城県で2億円超の詐欺被害発生!
トケマッチ事件の全容|詐欺容疑で逮捕までの経緯

2025年12月26日、警視庁捜査2課は成田空港で福原敬済容疑者(44歳)を詐欺容疑で逮捕しました。
福原容疑者は高級腕時計シェアリングサービス「トケマッチ」の運営会社、合同会社ネオリバースの元代表です。
2024年1月の会社解散直後にUAE(アラブ首長国連邦)のドバイへ出国し、約2年間にわたって逃亡生活を送っていました。
トケマッチのビジネスモデルと問題点
トケマッチは2021年1月に開始された高級腕時計のシェアリングサービスでした。
そのビジネスモデルは次のような構造です。
時計オーナーが高級腕時計をトケマッチに預託し、同社が利用者にレンタルします。
さらに、レンタル料の一部を「預託料」としてオーナーに支払うという仕組みでした。
預託料の利回りは年利10〜20%という高水準で、これが多くのオーナーを引きつける要因となりました。
しかし、専門家からは当初より「実際のレンタル需要だけでは、この利回りを維持できない」との指摘がありました。
つまり、新規参加者からの預託金で古い参加者に支払う、いわゆる「自転車操業」的な構造だった可能性が高いと言えます。
事件発覚から国際手配まで
福原容疑者は共犯の中山容疑者とともに、2023年8月から12月にかけて詐欺行為を行いました。
東京都内の30代男性から「腕時計を預けてくれれば毎月預託料を支払う」と持ちかけ、高級腕時計10数本(総額1500万円相当)を騙し取った疑いが持たれています。
2024年1月31日、ネオリバースは突如として会社解散を発表しました。
その直後、福原容疑者はドバイへ出国し、逃亡生活を開始します。
外務省は2024年4月に旅券返納命令を出し、警視庁はICPO(国際刑事警察機構)を通じて国際手配を行いました。
2025年12月26日の逮捕

UAE当局が福原容疑者の身柄を確保し、日本への帰国を実現させました。
成田空港に到着したところで、警視庁捜査2課が詐欺容疑で逮捕しました。
国際協力による身柄引き渡しの成果と言えるでしょう。
35年間、社会科を教えてきた立場から見ると、高利回りをうたった預託商法は「豊田商事事件」など過去にも繰り返されてきた手口です。
それでも被害が後を絶たない現実に、消費者教育の難しさを痛感します。
【表:トケマッチ事件の時系列】
| 時期 | 出来事 | 詳細 |
|---|---|---|
| 2021年1月 | トケマッチ開始 | 合同会社ネオリバースが高級腕時計シェアリングサービス開始 |
| 2023年8月〜12月 | 詐欺行為 | 東京都内の男性から高級腕時計10数本(1500万円相当)を詐取 |
| 2024年1月31日 | 会社解散・出国 | 会社解散発表と同日にドバイへ出国 |
| 2024年4月 | 旅券返納命令 | 外務省が旅券返納命令を発令 |
| 2024年3月〜 | 国際手配 | 警視庁がICPOを通じて国際手配 |
| 2025年12月26日 | 逮捕 | 成田空港到着時に警視庁捜査2課が逮捕 |
(出典:警視庁発表および各報道機関の情報をもとに作成 2025年12月26日時点)
👉関連記事:カンボジア特殊詐欺で日本人29人逮捕