
仙台地検が、あの制御機器大手「キーエンス」の元社員4人を不同意性交罪で起訴していた事実が明らかになりました。
事件現場は東京都内のゲストハウス。
被害を受けたのは、酒に酔って眠り込んでしまった女性でした。
事件の全容|東京のゲストハウスで何が起きたのか
起訴された4人の素顔
起訴されたのは、事件当時キーエンスに勤務していた以下の4人です:
- 東京都港区の男性(27歳)
- 仙台市の男性(28歳)
- 福島県郡山市の男性(27歳)
- 静岡市の男性(26歳)
現在は全員が退職し、無職となっています。
犯行の詳細|動画撮影という二次被害も
2024年8月16日の夜、4人は東京都内のゲストハウスで飲酒していた女性が眠り込んだ隙を狙い、集団で性的暴行を加えたとされています。
さらに許し難いことに、静岡市の男性はスマートフォンで一部始終を動画撮影。
このため「性的姿態撮影処罰法違反」でも6月18日付で追加起訴されました。
刑法改正後の「不同意性交罪」初適用ケースとして注目
今回の事件で適用された「不同意性交罪」は、2023年の刑法改正で新設された罪名。
従来の「強制性交等罪」よりも被害者保護の範囲が広がったのが特徴です。
なぜこの罪名が重要なのか?
酒に酔って抵抗できない状態の被害者を狙った犯行を、より確実に処罰できるようになったためです。
キーエンス側の対応|「個人情報には回答せず」
事件を受けたキーエンスの対応はどうだったのでしょうか?
同社は21日の取材に対し、「所属の有無も含め、個人情報に関しては回答を控える」とコメント。
具体的な謝罪や再発防止策への言及は確認されていません。
大手企業の元社員による重大事件だけに、今後の企業対応にも注目が集まりそうです。
今後の展開|裁判で明かされる真実
捜査当局は事件の詳細や4人それぞれの関与度合いについて、現時点では明らかにしていません。
これらの争点は今後の裁判で審理される予定。
被害者女性の心の傷を考えると、司法には厳正な判断が求められています。
読者が知っておくべきポイント
この事件は単なる個人の犯罪ではありません。
職場環境や企業文化、そして社会全体の性に対する意識を問う事例として、私たちも真剣に向き合う必要があるでしょう。
※注意事項
本記事は2025年8月22日時点の読売新聞報道に基づき作成。未確認情報は含まず、最新動向は公式発表をご確認ください。
