
石破首相が現職閣僚の自民党総裁選出馬を容認し、茂木敏充前幹事長が初の立候補意向を表明しました。
10月上旬の投開票に向け、党内の動きが本格化しています。
石破首相が現職閣僚の出馬を承認
石破茂首相(自民党総裁)は8日午前、首相官邸で記者団の質問に対し、石破内閣の現職閣僚による総裁選への出馬について「それは当然認められる。それぞれの(閣僚の)担務に万全の責任が果たせる態勢を作った上での立候補であれば、何らそれを妨げる理由はない」と述べました。
現在、石破内閣の閣僚では小泉農相や林官房長官の出馬が取り沙汰されており、今回の首相発言により、現職閣僚による立候補への道筋が明確になりました。
茂木前幹事長が初の出馬表明
自民党の茂木敏充前幹事長は8日午前、国会内で記者団に対し「総裁選に出馬する思いを固めた。これまで党や政府で経験した全てを国に捧げたい」と語り、石破首相の退陣表明後初の立候補意向を表明しました。
茂木氏は立候補に必要な推薦人20人の確保についてもめどが立っているとされています。
同氏の政界での豊富な経験と党内での影響力を背景に、総裁選における有力候補の一人として注目されます。
総裁選の実施方式と日程
自民党は8日午前、総裁選挙管理委員会の会合を党本部で開催し、党則6条4項に基づく臨時総裁選の手続きの停止を決定しました。
石破首相の退陣意向表明を受け、党則6条2項に基づく総裁選の実施に向けた準備を本格的に進めることになります。
党は9日にも、全国一斉で党員投票を行う「フルスペック」方式で実施するかどうかや具体的な日程を決定する見通しです。
フルスペック方式で実施される場合、10月上旬の投開票が有力案として検討されています。
今後の展開と注目点
現職閣僚の出馬容認により、総裁選の候補者層がより広がる可能性があります。
特に小泉農相や林官房長官といった石破内閣の主要閣僚の動向が注目されるところです。
茂木前幹事長の出馬表明は、党内各派閥や議員の支持動向にも影響を与える可能性があります。
推薦人確保のめどが立っているとの発言からも、一定の党内支持基盤を有していることがうかがえます。
総裁選の実施方式については、「フルスペック」による全国党員投票が実施されれば、より民主的なプロセスでの新総裁選出となります。
9日の決定により、今後のスケジュールが確定する見込みです。
※本記事は読売新聞オンラインの公開情報をもとに作成しており、事実と分析を明確に区別して記載しています。
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1. 「自民党総裁選の仕組みと『フルスペック』方式とは?過去の実例から見る影響力」
2. 「茂木敏充前幹事長の政治経歴と政策方針~総裁候補としての実力を検証」
3. 「石破内閣の主要閣僚分析~小泉農相・林官房長官の出馬可能性と政治的立場」
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