高市さんが首相になるシナリオ

現実的には、高市氏が首相になる可能性の方が高いとは思います。
なぜなら、国民民主党や参政党など、保守系の政党との協力が期待できるからです。
自民党(196議席)に国民民主党(28議席)を加えれば224議席。
あと9議席は、無所属議員や参政党などとの協力で補える範囲です。
国民民主党は今年7月の参院選で大きく躍進した保守系政党で、政策の方向性は自民党に近いでしょう。
参政党も保守層の支持を集めている新興政党で、原子力政策など自民党と共通点が多い政党です。
高市さんの口からは今この時点では言えないでしょうが、こうした保守系政党との連携が現実的な選択肢だと思います。
公明党とC国の関係をどう見るか
もう一つ興味深いことがあります。
C国の国営通信・新華社が、公明党の連立離脱を速報で伝えたんです。
これについて、保守系の評論家たちから興味深い分析が出ています。
高橋洋一氏の分析では、「公明党がC国のスパイだってことは、もう分かってるんだから、自民党もそろそろ考え直したほうがいい」とまで言い切っています。
高橋氏は、1970年代にC国共産党が作家の有吉佐和子氏を通じて池田大作氏にアプローチしたという説も紹介しています。
竹田恒泰氏も、公明党が日本の安全保障政策でC国に配慮し続けていることを問題視しています。
特にF15戦闘機エンジンの輸出問題では、「やはり公明党がガン」として、武器輸出三原則を盾に防衛装備品の輸出を妨害していると批判しています。
須田慎一郎氏も、高市新総裁の誕生で公明党が「戦々恐々」としている理由として、対中強硬路線への警戒感を挙げています。
これらの分析を総合すると、今回のC国側の反応は偶然ではないかもしれません。
C国外務省の報道官は「日本の内政だ。コメントしない」と表面上は中立を装っていますが、新華社通信が速報で伝えたことの意味は重いでしょう。
公明党は支持母体の創価学会を通じて、長年C国共産党と密接な関係を築いてきました。
今年4月にも斉藤代表が訪中し、習近平国家主席への親書を手渡すなど、政権とのパイプ役を果たしてきたのは事実です。
もしかすると、C国は公明党の連立離脱を通じて、高市氏にプレッシャーを与えようとしているのかもしれません。
「親中政党を失えば、対中関係が悪化するぞ」というメッセージとも受け取れます。
でも、なおじとしては、むしろこれは良いチャンスだと思います。
公明党は確かに「平和の党」を標榜していますが、実際の政策を見ると、C国に対してあまりにも甘すぎるのではないでしょうか。
ウイグル問題、香港問題、尖閣諸島への侵入など、C国の人権侵害や領土的野心に対して、公明党からはっきりとした批判を聞いたことがありません。
防衛力強化についても、常に「慎重論」で足を引っ張ってきたのが実情です。
高橋洋一氏が言うように、これを機に自民党は本当に日本の国益を考える政党と組み直した方がいいのではないでしょうか。
国民民主党や参政党のような保守系政党の方が、外交・安全保障政策で筋が通っています。
もちろん、それで高市さんが首相になれなかったら大きな損失ですが、長い目で見れば、C国の影響から脱却できるメリットの方が大きいかもしれません。
26年間の自公連立は、日本の外交・安全保障政策に制約も課してきました。
新しい保守連合で、日本らしい政治を取り戻すチャンスとも言えるでしょう。
今後のスケジュールと見どころ
臨時国会の召集は10月20日以降の見通しです。
首相指名選挙は召集日当日か翌日に実施されます。
それまでに注目すべきポイントは以下の通りです。
国民民主党の玉木代表が自民党との連携にどう動くか。
日本維新の会が独自路線を貫くのか、どこかと組むのか。
公明党は「閣外協力ではない」と言いつつ、予算や政策では賛成すべきものは賛成すると表明しているが、ウソはないのか。
このあたりの政治的な駆け引きが続きます。
個人的には、高市さんには保守系政党との新しい枠組みを作ってほしいと思います。
公明党依存から脱却する良い機会かもしれません。
まとめ:政局は流動的だが高市首相の可能性は残っている
公明党の連立離脱で、確かに高市さんの首相指名は予断を許さない状況です。
でも、野党一本化は現実的ではなく、国民民主党や参政党など保守系政党との連携で道は開けると思います。
26年間続いた自公連立の終焉は、日本の政治地図を塗り替える転換点になるかもしれません。
公明党の今回の対応には、正直「高市いじめ」のような印象も受けます。
企業献金の規制と裏金問題を混同させるような報道も気になります。
でも、これをきっかけに自民党が保守系の新しい連携相手を見つけられれば、日本の政治は新しいステージに入るかもしれません。
歴史的な政局の行方を、一緒に見守っていきましょう。