こんにちは、なおじです。
いやはや、10月10日の政界は大騒ぎでしたなあ。
公明党が自民党との連立から離れるって発表があって、永田町が一気にざわめき立ちました。
26年間続いた自公協力が終わるんですから、これは歴史的な出来事でしたよ。
社会科教師を35年やってきた私も、こんな政局の大転換はそうそう見たことありません。
しかも、国民民主党の玉木雄一郎代表が首相候補として急浮上するなんて、朝のニュースを見て思わずコーヒーを吹きそうになりましたわ。
今日は、この政局激変で何が起きているのか、なおじなりに整理してお伝えしますね。
ただし、メディア報道をそのまま鵜呑みにするわけにはいきません。
教師時代から「情報は複数の角度から見る」と生徒に教えてきましたから。

公明党の離脱理由には疑問符が
公明党の斎藤鉄夫代表は10月10日、高市早苗総裁との会談で連立離脱を伝えました。
表向きの理由は「政治とカネに関する基本姿勢で意見の相違」とのこと。
でもね、ここが引っかかるんですわ。
多くのメディアは「自民党の回答が不十分だった」と報じていますが、実際のところは違うんじゃないかと。
公明党側は「地方議員の考え方を伝える場」だったはずの会談を、「高市氏が意思決定する場」だったかのように説明しているフシがあります。
これは事実の捻じ曲げと言われても仕方ありません。
個人的には、公明党のこの動きには別の思惑があるんじゃないかと疑っていますわ。
26年も続いた協力関係を、こんなタイミングで突然切るなんて、どう考えても不自然です。
背後に何か大きな力が働いているんじゃないか——そう疑いたくなるような、品のない行動だと感じます。
メディアの報道も鵉呑みにはできませんな。
「自民が納得いく回答を出さなかった」という公明党側の説明をそのまま流している報道機関もありますが、なおじはそういう報道は信頼できないと考えています。
数字で見る政局の現実
ここが社会科教師の血が騒ぐところでして。
現在の衆議院は自民党196議席、公明党24議席で、合計220議席。
過半数の233議席に13議席足りません。
一方、立憲民主党148議席、維新35議席、国民民主党27議席、公明党24議席を足すと234議席。
過半数を1議席上回る計算になるんです。
これは理論上、野党が結束すれば政権交代も可能という状況。
数字は嘘をつきませんからな。
玉木雄一郎氏の現実的な判断
立憲民主党の安住淳幹事長が「玉木さんでもまとまるなら有力候補」と発言したのが波紋を呼んでいます。
野党第一党が他党の党首を推すなんて、極めて異例ですわ。
玉木氏本人も「総理大臣を務める覚悟はある」と明言しました。
ただし同時に「安全保障の考え方を整理してほしい」「国民民主と同じ方向で歩めるか機関決定してほしい」とも。
これは政治家として真っ当な姿勢だと思います。
立憲民主党との間には、憲法観、安全保障、エネルギー政策で決定的な違いがありますからな。
数合わせだけで首相になっても、すぐに行き詰まります。
実は玉木氏の政策は自民党に近い部分が多いんです。
高市氏と玉木氏の政策には共通点だらけという指摘もあります。
だからこそ、玉木氏は自民党との閣外協力という道を選ぶ可能性が高いと見ています。
首相指名選挙の仕組みをおさらい
ここで基本を確認しておきましょう。
首相指名選挙は、1回目の投票で過半数を取る候補がいなければ、上位2名で決選投票になります。
決選投票では過半数でなく、多数票を獲得した人が首相になる仕組み。
つまり、野党が結束すれば自民党候補を上回る可能性があるわけです。
ただし、野党が本当に結束できるかは別問題ですけどね。
野党連合の現実的な困難
国民民主党の榛葉賀津也幹事長は「異なった主義主張の政党が打算で連立組んでも短命だ」とハッキリ述べています。
これは正論ですよ。
教師時代、クラスをまとめる時も「数」より「心」が大事だと生徒に教えてきました。
政治も同じ。
政策の一致なしに政権を作っても、国民にとっては不幸です。
維新も国民民主も、本音では自民党と協力したほうが自分たちの政策を実現できると、本音では考えているでしょう。
自民党政権を倒すこと自体は、彼らにとって目標じゃないんです。
今後の展開予測
臨時国会の召集は10月20日か21日で調整中。
それまでに各党の最終的な立場が固まるでしょう。
なおじの予測としては、玉木氏は野党連合には乗らず、自民党との閣外協力を選ぶ可能性が高いと見ています。
条件は「103万円の壁を178万円まで引き上げる」こと。
これが実現できれば、国民民主党は大きな実績を作れます。
野党連合で首相になっても短命で終わる可能性が高い。
玉木氏は自分の政治生命と党の将来を考えて、現実的な判断をするはずです。
なおじの本音
公明党の今回の動きには、正直言って失望しました。
26年も協力してきた相手に対して、こんな形で離脱を通告するなんて、どう考えても誠実な対応とは言えません。
メディアも公明党の言い分をそのまま報じるんじゃなく、もっと検証してほしいもんです。
「高市さんが悪い」というストーリーありきで報道してるんじゃないかと、疑いたくなりますわ。
玉木氏には、数合わせの政局ゲームに乗らず、国民のための政策実現を最優先してほしいと思います。
それが政治家の本分ですからね。
【なおじの一言】
公明党の今回の動きには疑問が残りますが、高市総裁も難しい立場に立たされていますな。
メディアや野党が一斉に攻撃する様子を見ていると、かえって「高市さん、頑張れ」という気持ちになってくる国民も多いんじゃないでしょうか。
日本人は判官びいきが好きですからね。
政治空白が長引くのは困りますが、拙速な連立で混乱するのはもっと困ります。
大事なのは「誰が首相になるか」じゃなく、「どんな政策を実現するか」です。
玉木氏の103万円の壁引き上げも、高市氏の経済政策も、どちらも国民生活に直結する話。
政局ゲームに踊らされず、冷静に各党の政策を見極めたいもんです。
還暦過ぎても政治にハマる私を、妻は「また難しい顔して」と呆れ顔ですけどね(笑)。
でも、こういう時こそしっかり見守らないと。
日本の未来がかかってますから。
次の総選挙では、メディアの報道に流されず、自分の目で見て判断することが大切。
公明も立民も、国民を甘く見ていると痛い目に遭うかもしれませんよ。



