
9月1日午後、東京都世田谷区野沢の閑静な住宅街で、40歳の韓国籍女性が交際相手の男に首を切られ殺害される痛ましい事件が発生した。
被害者は数日前に警察へ「韓国から来た交際男性とのトラブル」を相談しており、警察が空港まで同行して帰国を促したにも関わらず、容疑者は帰国せずに事件を起こした。
国際的な交際トラブルが最悪の結末を迎えた今回の事件の詳細を追う。
世田谷女性殺害事件の事実整理(時系列)
8月23日: 容疑者パク・ヨンジュン(30歳・韓国籍)が来日
8月29日: 被害者バン・ジウォンさん(40歳・韓国籍)が三田署交番に「韓国から来た交際相手とトラブル」と相談
8月30日: 警察がパク容疑者を成田空港まで同行、保安検査場通過を確認するも実際は帰国せず
9月1日午後1時35分: 世田谷区野沢の路上で襲撃事件発生
9月1日午後2時55分頃: バン・ジウォンさん死亡確認
9月2日未明: 羽田空港でパク容疑者を殺人容疑で逮捕
事件発生の経緯
9月1日午後1時35分頃、東京都世田谷区野沢の路上で「女性が血まみれで倒れている。男が逃げた」と目撃者から110番通報があった。
警視庁によると、被害者は首を刃物のようなもので切られ、約1時間20分後に搬送先の病院で死亡が確認された。
死亡したのは韓国籍で港区芝浦在住の自営業バン・ジウォンさん(40)。
アパレル関係の仕事をしており、事件当時は現場近くのフォトスタジオを訪れ、休憩で外に出た際に襲われた。
容疑者の逮捕
警視庁は現場から逃走した男の行方を追い、大田区の羽田空港内で身柄を確保。
2日未明、バンさんの交際相手で韓国籍の住所・職業不詳パク・ヨンジュン容疑者(30)を殺人容疑で逮捕した。
事前の相談と警察の対応
三田署の交番には8月29日、バンさんから「韓国から来た交際相手に居酒屋で別れ話をしたら、怒って私の自宅に帰ってしまった。数日前には暴力を振るわれた」との相談があった。
警察はバンさん宅を訪れてパク容疑者に口頭指導し、バンさんには避難を助言。
パク容疑者は「大阪観光をしてから帰国する」と話し、警察が東京駅での新幹線乗車を見届けた。
しかし翌30日、パク容疑者は再びバンさんのマンションを訪問。
管理人の通報を受け、警察が成田空港まで同行し、保安検査場に入ったところまで確認したが、実際には帰国していなかった。
現場と周辺の状況
現場は東急田園都市線駒沢大学駅から北東約500メートルの住宅街で、大勢の捜査員が集まり物々しい雰囲気に包まれた。
近隣住民は「普段は静かな住宅街。こんな事件が起こるなんて」と衝撃を受けている。
この記事は、公開されている報道資料と公式発表をもとに、事実確認を行った上で執筆しています。推測や分析部分は明確に区別し、未確認情報については適切に注釈を付けています。最新の動向については、公式情報源での確認をお勧めします。
